2015-09

歯磨き粉の歴史

歯磨き粉の歴史

私たちは、歯磨き粉を毎日の歯磨きに使っています。
ドラッグストアやスーパーに買いに行くと、ビックリするほど種類が多く、数ある中から自分に合う歯磨き粉を選ぶのは難しいですね。
歯磨き粉を購入する際、あなたは何を基準に選んでいますか?
大昔から指に塩をつけて歯を磨く習慣が日本にはありましたが、江戸時代から歯磨き粉が商品として販売されていたそうです。
当時も、口の中の悪臭をとる・歯を白くすると商品の効果・効能を宣伝していた記録が残っています。
昔も今も変わりませんね。

歯科フッ素ジェル

 

歯磨き粉の使い方
歯磨き粉をたくさんつけて磨くと、お口の中が泡だらけになって長時間磨くことができないという経験をされた方はたくさんいると思います。
長時間磨く事ができないと、磨き残しがでる恐れがあります。
爽快感と泡のため、きれいに磨けたという気持ちになっているだけかもしれません。
隅々までしっかりと磨くためのコツは、最初から使う時は少量にしたり、歯磨き粉なしでしっかりブラッシングした後に、歯磨き粉をつけて軽く磨くなどの工夫が必要です。
ヤニや茶渋などの着色汚れが気になる方は、研磨剤の入っている歯磨き粉で仕上げるのが良いです。
お口の悩みに合う歯磨き粉や磨き方についても、六本木の歯医者・笠原歯科へご相談下さい。

歯磨き粉の効能
歯磨き粉のラベル書かれている成分の文字を見ると、いろいろな成分の名前がカタカナでたくさん書かれていて、理解するには化学の知識が必要なように思われます。
何に効果がある歯磨き粉なのか、表示を見てもわからない時はチェックするとよいでしょう。

・歯周病予防としてデキストラナーゼを配合して歯垢を分解するもの。
・虫歯予防としてフッ素を配合して歯質を強化するもの
・キシリトールを配合して酸の生成を抑制するもの
・殺菌・抗菌作用のある成分を配合したもの
・ハイドロキシアパタイトを配合して初期虫歯による欠損を再石灰化するもの
・口臭予防・歯のホワイトニング作用・知覚過敏予防など

歯磨き粉の成分
下記のような成分から歯磨き粉はでできています。
・研磨剤…歯の表面の汚れを落とす
・薬効剤…虫歯予防などの薬用成分
・粘水剤…液体成分と粉体の分離を防ぐ
・湿潤剤…適度な湿り気を与える
・発泡剤…泡立つ成分で、口の中に歯磨き粉を拡散させる
・着色料…歯磨き粉に色をつける
・香味料…いろいろな香りで爽快感を与え、口の中をさっぱりさせる

2015-09-24 | Posted in デンタルニュースComments Closed 

 

歯石・歯垢について

歯磨き
歯医者に行くと「歯石がびっしりついていますよ。」「歯垢が落ちていませんね。」「歯垢と歯石を落としてから治療しましょう。」などと言われたことはあませんか?
歯石と歯垢が直接影響するのは歯周病や虫歯です。
特に歯周病は、細菌が出す毒素で歯ぐきの骨が溶けだす怖い病気です。
最終的には歯がグラグラになり抜けてしまうのです。
歯垢の細菌は炎症を起こしているところから血管に入り込み、血液を通って全身に流れていき、心疾患や動脈硬化の引き金になるのです。
歯石や歯垢の怖いところは、お口の中だけでなく全身疾患にもつながるということです。
心筋梗塞で亡くなった方を解剖すると、心臓付近の血管に歯周菌が張り付いている場合もあるそうです。
また、お年寄りがむせたときに肺に入って誤嚥性肺炎の原因になったり、流産の原因にもなったりしていると言われています。

歯垢

歯と歯の間、歯と歯肉、歯の表面の境目などについている白いものが「歯垢(プラーク)」です。
これは食べかすのように思われがちですが、細菌の固まりで、口の中で繁殖した細菌が水に溶けにくいネバネバした物質と一緒に歯に付着した汚れなのです。
歯垢のうちはまだ歯磨きで落とすことができますので、毎日の歯磨きを丁寧に行いましょう。

歯石

落としきれずに残っている歯についた歯垢と、唾液中のリンやカルシウムと結びついて石灰化し「歯石(タータ)」になります。
歯垢は歯磨きで落とすことができますが、まさに歯にこびりついた石のようなものですから、歯石になってしまうと歯磨きで取り除くことはできません。
専門の道具と技術で歯科医・歯科衛生士が取り除きます。

歯垢
口腔衛生指導

歯医者に通院していると「歯磨き指導」を受けることがありますが、毎日忙しい日々をおくっている中で通院されているので、歯磨き指導よりも治療の方に意識がいきがちになっていませんか?
しかし、専門家の指導で歯磨きの生活習慣や仕方を改善しなくては、短期間に何度も治療を繰り返す可能性があります。
歯磨きを改善することによって、歯周病などになるリスクも低下するのです。
六本木の笠原歯科で専門家の歯磨き指導・食事指導・生活指導を受けたら、真摯な気持ちでご自分の習慣を見直すようにして、正しいセルフケアと専門家のケアを、お口の健康を守るために力をあわせてがんばりましょう
歯ブラシを交換して新しい気分で日々の生活を過ごしましょう。

2015-09-11 | Posted in デンタルニュースComments Closed